助動詞とは?
- 助動詞は事実と断定できない物事を、話し手が推測する際に使う語句
- 受け身(~られる)・可能(~できる)・使役(~させる)・推量(~だろう)・伝聞(~らしい)など20近い種類が存在。
- TOEICではあまり助動詞のみの質問はでない。
- 助動詞+動詞の原形
- 動詞と結びつかずに「主語と動詞の間」に入れて使われます。
- 助動詞は1つの文に1つ
- 2つ使いたいようなときは助動詞と同じ意味で使える熟語を使う
can=be able to+動詞の原形 (~できる)
must=have to+動詞の原形 (~しなければならない)
will=be going to+動詞の原形 (~する予定だ)
助動詞のそれぞれのイメージ
上からよく出る順番に記載。
will | 強い意志 |
would | 控えめな意志 |
can | 実現可能 |
could | 実現可能かわからない |
may | 妨げるものがない |
might | あり得る |
shall | 何かを負っている |
should | 義務感 |
must | 強制 |
will
- 実現可能性の高い将来を表す。
- willの基本イメージ「強い意志」により、未来の確からしさを話し手が確信している。
- will notの短縮形はwon’tであり、willn’tとはならない点に注意しよう。
- willは相手に対する依頼を示すことができる。
- willには「強い意志」のイメージがあるため、相手がそれを当然行ってくれると期待する。
would
- 基本イメージは「控えめな意志」である。
- wouldは助動詞willの過去形としても使われる。
- wouldを使うことで、謙虚に物事を表すことができる。
- wouldは依頼・申し出を行う際に使われる。
- 丁寧さを伴った形で相手に何かを尋ねるのに最適。
- wouldはlikeと共に用いることで、願望を表すことができる。
I would like to copy the documents.
(この書類をコピーしたいのですが)
- 過去に行われていた習慣を表す際、wouldを使うことができる。
- 過去の習慣はused toを使って表現することもできる。
- wouldとused toは交換可能な場合が多い一方、wouldは状態を表す動詞には使えない。
- 仮定法の文章を作る際、wouldを利用することが多い。
If I was you, I would work harder.
(もし私があなたなら、もっと一生懸命働きます)
- wouldは「控えめな意志」を表すのと同時に、willの過去形でもある。
can
- canの基本イメージは「実現可能」である。
- 否定形はcannotとcan’tの両方を使うことができる。
- cannotはcanとnotの間にスペースを空けず、連続して書く点が特徴。
- その物事が起こりうる可能性を示すことになる。
This cannot be the answer.
(これは解答にはなりえない)
- 相手に対し「実現可能」と言えば、それは「許可」を表すことになる。
Anyone can bring a bottle of water.
(誰もがボトルの水を持ってきてよい)
- 「実現可能」かどうかを相手に尋ねれば、それは「依頼」の意味としても使える。
Can you pass me the salt?
(その塩を取ってもらってもいい?)
- canの「実現可能」には身体的能力だけでなく、状況・場面的な可能性も含む。
- 一方、be able toは能力としての可能性に限られる
could
- couldの基本イメージは「実現可能かわからない」である。
- couldは可能とは言い切れない出来事を表すことができる。
It could be the reason.
(それが理由なのかもかもしれない)
- 過去に行うことができた能力を表すには、couldを使うことができる。
- couldを使って「許可」を表すことができる。
- 相手に何かを依頼する場合、couldを使用することができる。
Could you fill in these blanks please?
(その空白を埋めてもらってもよろしいでしょうか?)
- 相手に何かを提案する場合、couldを使用することができる。
- 「実現可能かどうかわからない」の意味があるcouldを使うことで、丁寧に提案をしている印象を与える。
- 仮定法の文章を作る際、couldを利用することができる。
should
- shouldを使うことで、未来の見込みを表すことができる。
I should arrive by lunch time.
(ランチタイムまでに到着する見込みです)
- 「強い意志」を示すwillよりも、可能性は若干低いと思われる。
- shouldを使うことで、相手への助言を表すことができる。
You should consult a doctor.
(あなたは医者に見てもらったほうがいいですよ)
- 仮定法の文章を作る際、shouldを利用することができる。
- shouldに現在完了のhaveを用いれば、「〜できたのに」の意味となる。
I should have noticed it.
(それに気が付きべきだったのに。=実際は気が付かなかった)